晴天と降雨が1日ごとに繰り返される複雑な天気。暖かい日の後に肌寒い日が続くなどせわしない春の気象状況が続いた。ニンガチカジマーイ(2月風まわり)の後の静けさは魚にとっても心地が良いのか釣果報告もにぎやかだ。カツオ、シルイチャー、チヌ、コチ、タマン、ガーラ、イラブチャーなど冬場に釣れる魚と夏の魚がバランスよく季節の移り変わりを感じさせる。本格的な海釣りのレジャーシーズンはすぐそこである。

泡瀬でチンシラーを釣った小浜和也さん=3月30日

万座毛でオーバチャーを釣った池宮和樹さん=3月30日

うるま市の新夢咲公園前で51センチ2.1キロのチヌを釣った仲田一博さん=3月31日

與那嶺朋也さん。西原で56センチ3.36キロのマクブ=4月6日

城田紘行さん。糸満市西崎で2・12キロのシルイチャー=4月4日

宜名真海岸で1.74キロのカツオを釣った亀谷長美さん=3月30日

宮城健太さん。若狭海岸で37.6センチのアーガイ=4月3日

泡瀬でチンシラーを釣った小浜和也さん=3月30日 万座毛でオーバチャーを釣った池宮和樹さん=3月30日 うるま市の新夢咲公園前で51センチ2.1キロのチヌを釣った仲田一博さん=3月31日 與那嶺朋也さん。西原で56センチ3.36キロのマクブ=4月6日 城田紘行さん。糸満市西崎で2・12キロのシルイチャー=4月4日 宜名真海岸で1.74キロのカツオを釣った亀谷長美さん=3月30日 宮城健太さん。若狭海岸で37.6センチのアーガイ=4月3日

 小浜和也さんはチヌが泡瀬漁港内に入っているという情報を聞き3月29日の午後11時にポイント入り。風も強く今にも降り出しそうな暗い空、おまけにピカピカと雷も出ている悪状況だが、釣具店主催のダービーの締め切りが残り2日に迫っている。「降りだすまでは粘ろう」と釣り糸を垂らすも、L字防波堤水深5メートルの場所は全く魚の反応がない。潮の動き出しがチャンスだと粘ること4時間、午前3時に5Bの電気円すいウキがゆっくりと沈み、念願のヒット。47・7センチ1・78キロを手にした。

 目の前は20メートル以上の“どん深”(急に深くなっている)の海が広がる万座毛のポイント。年間を通してカツオやマンビカー、時にはガーラなどの回遊が見られる上級者向けのポイント。カゴ釣りやルアー釣りも盛んだが、若い釣り人はもっぱらフカセ釣りで狙うのが主流。針を避ける“スレた”魚に口を使わせるためあれこれと知恵を絞る。池宮和樹さんは全層沈め釣りと呼ばれるウキ止めやシモリ玉を使わない釣法を用いる。先にマキエサを打ち、仕掛を投入、その後追加のマキエサを送り込むことで、マキエサ(オキアミ)が広い帯状の中で仕掛と一緒に沈んでいくイメージ。ツケエサが海底まで残っていると信じて送り込むことが大切で、冬場の安定した水温の深場に居着く魚にも有効。3月30日、道糸2・5号に2ヒロのハリスで53センチ2・44キロのイラブチャーを釣り上げた。(名嘉山博・釣りPower)