【西原】卒業式や入学式、人事異動でランの鉢植えが人気の春、紙を使って本物そっくりの鉢植えを作った2人組がいる。「にしはらおりがみサークル」の岸本ヨシ子さん(63)と金城春子さん(79)だ。岸本さんが折り紙でランの花を、金城さんが牛乳パックで鉢を作り、今回初めて“コラボ”したという。(平島夏実)

折り紙と牛乳パックでランの鉢植えを作った(右から)喜友名愛子さん、岸本ヨシ子さん、金城春子さん=3日、西原町我謝の岸本さん宅

 作品は高さ約50センチ。花が10~11個ついた枝が5本、ミズゴケを模した茶色の紙片から伸びる。分厚い葉の風合いも凝った素材の紙で表現した。鉢は八角形で直径約15センチ。丁寧に張られた青い和紙が、白いランを引き立てる。

 岸本さんは3月中旬、知人の講演会のためにランを折ろうと決めた。

 「ピンクの花がいいかな、それとも黄色かな」

 サークル講師、喜友名愛子さん(67)のアドバイスで白を選んだところ、本物と見間違えるほどの出来栄えに仕上がった。

 金城さんは約20年前、近所の保育園からもらった牛乳パックで立体的な鉢を作る技術を独学で習得。以来、友人に頼まれるたびプレゼントしてきた。今回は、岸本さんが鉢を探しているのを知り、自宅に残っていたお手製の逸品を持ってきたという。

 岸本さんは「ただの正方形の紙がここまで変わる。だからとりこになるんですよね」。自宅の外壁に折り鶴の模様を入れたくらいのハマりようだ。金城さんは「習ったことは忘れてしまうけど、鉢作りは自分で始めたことだから20年たっても大丈夫」と声を弾ませた。

 にしはらおりがみサークルは、健康づくり施設「いいあんべー家」で第1、3木曜日の午前中に活動している。入会の問い合わせは同施設、電話098(946)1734。