【那覇】「うるくニッポン放送」というブログを開設し、小禄地域に限定して独自取材で集めた情報や新聞記事のスクラップを掲載し、地域のPRに奔走している男性がいる。高良広輝さん(53)は、インターネットが普及し始めた約15年前から仕事の傍らITを駆使し、今ではブログの閲覧者が1日に200人近くまで膨らむことも。「この情報も取り上げてほしい」などの取材依頼も増え、休日は5歳の息子を連れてイベント取材に励んでいる。(吉川毅)

「うるくニッポン放送」を管理運営している高良広輝さん。「超ローカルな情報募集中」と笑顔=10日、那覇市小禄の自宅

 高良さんが小禄地域の情報発信をした経緯は、当時小学生だった長女(23)の学校の総合学習で、保護者同伴で「昔の小禄を探そう」と1日かけて地域を回ったのがきっかけ。

 「生まれも育ちも小禄。今も小禄で暮らしているのに知らないことが多かった」

 インターネットで「小禄」と検索してもなかなか情報がなかったことで、ホームページ(HP)を開設した。

 HPに掲載する情報収集のため、毎朝、新聞で小禄に関する記事をチェック。さらに自治会や地域の高齢者の協力で得た情報も随時掲載。ネットが普及するに従って、知人友人だけでなく地域の企業や団体からもイベントの告知や取材依頼まで来るように。県外海外にいる小禄出身者からは「懐かしい」などの掲示板への書き込みが増えた。

 中でも高良さんが一番うれしかった経験は、小禄出身者でブラジルに移住しているという70代の男性とその孫からメールがあり、ビデオ通話で今と昔の小禄の話で花を咲かせたことだ。

 「情報を発信したら、それ以上の情報が入ってくる。小禄のことを発見、再発見の繰り返し。情報の輪が膨らむことが楽しみ」

 現在は、スマートフォンでも情報がアップできるブログとフェイスブックを使い、ほぼ毎日午後6時に情報を更新。その日の独自情報や新聞記事に関連する県や市町村の公的情報までも併せて掲載するようになった。

 「今では地域の人から『うるくニッポンの人ね』と声をかけてくれる。自治会の集まりや知人との話の中では、将来は本当に小禄のラジオ放送局がつくれないかとの話も出ているほど」と話し、これからもブログの発信を楽しむという。

 「超ローカルな情報を待ってます」と笑顔で呼び掛けている。ブログは、http://098oroku.com/