自動車用品を販売する富士通テン販売(神戸市、大野義彦社長)はこのほど、レンタカーの利用客向けに配布する観光ガイド冊子「沖縄ロードマップ」の中国語(繁体字)版と韓国語版を新たに制作した。3年前から発行している英語版と合わせて、15日から県レンタカー協会加盟の店舗で無料配布を始めた。初回5万部を発行する。

レンタカー用ガイド冊子「沖縄ロードマップ」で新たに中国語・韓国語版を発行した(右から)富士通テン販売の浮田哲治商品室長、県レンタカー協会の白石武博会長、OCVB受入推進課の大城清剛課長=15日、県庁

 県内レンタカーの35%(約7千台)に搭載されている同社グループ開発の多言語対応カーナビ「ECLIPSE(エクリプス)」が、便利に利用できるようになる。ガイド冊子に掲載されている主要な観光施設にはマップコードがついており、カーナビに入力するだけで簡単に検索することができる。県内のおすすめスポットや離島マップのほか、交通規制の情報なども各言語で掲載している。

 沖縄を訪れる外国人観光客は那覇空港国際線ターミナルやクルーズ船ターミナルの開業で急激に増えており、「今年は昨年の倍以上となる見通し」(同協会)。昨年の外国人観光客のレンタカー利用は3万台(協会加盟社集計)ほどだったが、アジア客の個人旅行の割合が増え、レンタカーの需要も急速に高まっているという。

 冊子の制作には外国客受け入れ態勢構築に取り組む沖縄観光コンベンションビューローが協力した。15日、県庁で会見した県レンタカー協会の白石武博会長は「国際線やクルーズ船の大きなインフラが整い、外国客がレンタカーに乗る時代が到来している。受け入れ態勢の課題解決にもつなげたい」と期待した。