デビュー2周年を迎える「RYUKYU IDOL(琉球アイドル)」、男性3人組の「KRAZY BOYZ(クレイジーボーイズ)」、リアルGMTに選ばれた「ぴらのぱうるすあんどぱっきゃまらんど」。沖縄のローカルアイドルが元気だ。地元を拠点に活動しながらも、全国に魅力を発信しようと頑張る3組をクローズアップした。

元気いっぱいレッスンに励む「RYUKYU IDOL」=那覇市・てんぶす那覇

「ぴらのぱうるすあんどぱっきゃまらんど」の(前列右から時計回りに)つき、かな、ねりな、みうみ=北谷町

息の合った歌とダンスで人気が高まるKRAZY BOYZの(左から)SHUYA、SHO、REO=那覇市・沖縄セルラーパーク那覇

元気いっぱいレッスンに励む「RYUKYU IDOL」=那覇市・てんぶす那覇 「ぴらのぱうるすあんどぱっきゃまらんど」の(前列右から時計回りに)つき、かな、ねりな、みうみ=北谷町 息の合った歌とダンスで人気が高まるKRAZY BOYZの(左から)SHUYA、SHO、REO=那覇市・沖縄セルラーパーク那覇

成長続けるライブ
RYUKYU IDOL

 今月デビュー2周年を迎える「RYUKYU IDOL」は、正規メンバー8人、研究生2人の10人で活動する沖縄発のアイドルユニット。「ハートのエナジー」「ラブリーゲーム」などオリジナル曲と切れのあるダンス、親近感を覚えるMCが光る。東京や大阪など積極的に県外で活動しているが、軸足を沖縄に置くことも忘れない。

 リーダーの天久舞子は「県外ファンが沖縄でのライブに足を運んでくれるような、魅力あるライブを発信していく」とグループの方向性を話す。言葉の裏付けになるのは、県外遠征の実績。2013年に東京新宿で開いたライブは前売りで50枚チケットが出るなど「ご当地アイドル」としては大健闘。ことしに入っても勢いは衰えず、3月に5度目の東京、4月に3度目の大阪を経て、6月22日には北海道最大の野外フェスへの参加も決定した。ただ県外ライブはワンマンではなく、複数のミュージシャンと出演するイベント型。限られた持ち時間で、どこまで最高のパフォーマンスを見せられるかが課題だ。

 プロデュースする永山盛之は「県外から年間1200人を動員したい。ファンを引っ張ってくるには、質の高いパフォーマンスを見てもらうしかない」と目標は高い。

 県内では毎週木・土曜日に那覇市のてんぶす那覇で公開レッスンを行っている。誰でも無料で見学でき、ファンとの交流も。取材した日は平日の午後にもかかわらず、5~7人が見学していた。「甲子園で沖縄の高校を応援するのと同じ気持ち」「成長を見守りたくなるアイドル」とファンは口々に魅力を語る。

 天久は「人の笑顔が大好きで、その笑顔のために歌って踊るのがアイドル。練習でもファンがいないと寂しい! 沖縄をホームにこれからも頑張る」と目を輝かせる。

 27日午後3時から、2周年記念ライブを那覇市のアウトプットで開く。「デビュー時より、1周年よりも100倍成長した琉球アイドルを見てほしい」とメンバーは口をそろえて来場を呼び掛けた。

 前売り2500円、当日3千円。問い合わせはアウトプット、電話098(943)7031。

かわいさとワイルド同居
KRAZY BOYZ

 間もなくデビュー1周年を迎える男子3人のユニット「KRAZY BOYZ」は、中高生の女の子を中心に人気が広がる。メンバーはSHO(ショウ)、REO(レオ)、SHUYA(シュウヤ)。時にかわいらしく、時にクールでワイルドに表情を変える歌やダンスが魅力だ。

 SHOは「ライブでいろんな人とコール&レスポンスをするのが楽しい」と、ふわっと柔らかい口調で話す。以前はメンバーが「クレボ」と声を掛けると観客が「ファイティーン」と返すパターンがあったが、今は特に決まりごとはない。「自然な感じでやってます」と話した。

 SHUYAがデビューして一番印象に残っているのは、オーディション番組「Xファクター沖縄ジャパン」に挑戦したこと。事前に1週間合宿し、1日に10時間もレッスンした。「落ちたときは、気持ちも落ちた。でも同年代でダンスをやっている人を見て、刺激になった」とポジティブだ。

 REOも「どこのジャンルにも属さないグループになって、てっぺんをとりたい」と意気込む。東京や大阪でのライブにも積極的で、クラブなどのイベントにも活動を広げている。

 プロデュースする普天間伊織は「この1年で成長した。沖縄の女の子が元気になれるような、新しいカルチャーをつくりたい」と手応えを話す。

 6月14日に那覇市のアウトプットでの1周年記念ライブを控える。SHUYAは「みんなが感動できる、歌やダンスができたら」と飛躍を誓った。

天真爛漫なステージ
ぴらのぱうるすあんどぱっきゃまらんど

 明るく、天真爛漫(らんまん)なステージでファンを沸かせる「ぴらのぱうるすあんどぱっきゃまらんど」。2013年1月1日にユニットを結成し、現在、つき、かな、みうみ、ねりなの4人で活動する。「ぴらぱら」の愛称で親しまれ、2枚のシングルをリリース、4月には100回目のライブを達成した。

 観客との距離が近いライブの魅力を、つきは「ファンの人とおしゃべりをしたり、みんなで歌やダンスをしたりするのが楽しい」と話す。スケートやバレエの経験があるみうみも「歌いながら踊るのはきついけれど好き」。

 デビューシングルに収録されている「あいすくりーむぽりす」が好きだというかなは「歌が楽しい」と笑う。ねりなは「いろんな曲によって、なりきれるのが楽しい」。

 昨年はNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」のサポーターである「リアルGMT」の沖縄代表に選ばれた。メンバーは、「沖縄で一番のアイドルになって、音楽系の番組を制覇して、将来は紅白歌合戦に出場するのが夢です」と声をそろえた。