【東京】与那国島への陸上自衛隊沿岸監視部隊の配備に向けた起工式(主催・沖縄防衛局)が19日、与那国町で開かれる。周辺の船舶や航空機の監視を目的に、約150人の部隊を2015年度末までに配備する計画。式典には、小野寺五典防衛相、西正典次官、岩田清文陸上幕僚長、齋藤治和航空幕僚長が出席する。

与那国町への沿岸監視部隊配置図

 部隊は、24時間体制で沿岸監視を担う約100人と、後方支援任務の約50人で構成。与那国島の西側に位置する久部良地区に駐屯地と監視所(約25ヘクタール)を、祖納地区に監視所(約1ヘクタール)を配置。宿舎は、町役場近くの予定地(約0・3ヘクタール)を含め、複数整備する。

 駐屯地整備により、必要に応じて移動する航空自衛隊の移動警戒隊(那覇を含む全国4基地に配置)の展開も可能になる。

 小野寺防衛相は18日の記者会見で、与那国への部隊配備が近隣諸国への刺激になる可能性を問われ「自国の領土の離島や、対馬もそうだが監視部隊を置くというのは普通に行われることだと思う」と否定した。

 陸自配備をめぐっては、住民の賛否が分かれている。部隊配備に反対する住民らは「十分な説明がなされていない」と反発し、起工式の会場周辺で座り込むなど抗議する方針。