【伊江】17日午後9時10分ごろ、米軍伊江島補助飛行場でパラシュートを使った物資投下訓練をしていた米軍機から、水の入った重さ約200キロのドラム缶4本が、同飛行場のフェンスから約1キロ離れた村東江上の工事現場に落下した。人的・物的被害はなかった。同飛行場でのパラシュート訓練に関連する事故は昨年5月以降、今回で4回目。島袋秀幸村長は「立て続けに事故が起き遺憾」と述べ、再発防止策が示されるまで訓練の中止を求める考えを明らかにした。

ドラム缶が落下した地点

 現場は米軍の伊江島運用支援分遣隊の移設先で、提供施設内。約20メートル先には建築中の施設や葉タバコ畑があり、日中は工事の作業員がいる場所。米軍から落下の一報を受け、島袋村長や村議会は同日午前に現場を確認したが、ドラム缶はすでになかったという。訓練していた米軍機の機種も分かっていない。

 米海兵隊報道室は本紙の取材に「水を入れた約200キロのドラム缶4本を束とした貨物のパラシュート投下訓練を実施中に、意図していた領域の外に落下した」と説明。

 県は同様の事故が繰り返されていることを重く受け止め、運天修基地対策課長が沖縄防衛局に対し、「村民に懸念と不安を与えることは遺憾。再発防止を働き掛けてほしい」と強く求めた。

 来週開かれる臨時村議会で抗議決議が可決される見通し。島袋村長や村議会は、日米の関係機関を訪れ、申し入れをする。

 同飛行場でのパラシュート訓練では、昨年5月に兵士1人、ことし1月、兵士2人がフェンス外に誤って着地。先月も上空で切り離されたパラシュートが牧草地に落下する事故があった。