全国でメガネ小売店を展開するオンデーズが100%出資するオンデーズ琉球(那覇市、田中修治代表)は、ことし1月にシンガポールに4店舗目を出店し、東南アジア進出を加速させている。台湾やマレーシアなどへの出店も検討しており、国際物流網が充実した沖縄を拠点に、アジア展開を進めていく。沖縄振興開発金融公庫は2日、同社のシンガポール出店費用として5千万円を融資した。

オンデーズ琉球が出店したシンガポールNEX店(同社提供)

 オンデーズは独自のデザイン性や機能性を追求したメガネを5千~1万5千円の低価格帯で販売し、全国で店舗網を急速に拡大してきた。県内には、2011年4月に初出店し、13年11月にオンデーズ琉球を設立。県内では10店舗を構える。

 シンガポールには13年7月に初出店。今後もアジア諸国への出店を進める計画で、3年をめどに海外店舗を300店まで増やし、売上高は国内と同規模となる60億円を目指す。

 海外の店舗網が充実すれば、中国や韓国で製造しているメガネを那覇空港のANA貨物ハブや保税制度を利用して、国内外に出荷する。

 18日、会見した田中社長は「沖縄はアジアに近く、若い人材も豊富。沖縄を拠点に海外展開を図りたい」と意気込みを語った。

 同社は県内で毎年5人前後を採用しているが、海外展開に併せ、次年度の採用を約30人にまで増やす。県内の採用者を県外や海外にも派遣する方針。田中社長は「沖縄の若年層は意欲的。人材育成でも貢献したい」と述べた。