国内では沖縄本島の中城湾と大浦湾だけに生息し、絶滅の恐れがあるハゼ科の魚、トカゲハゼが繁殖期を迎えている。

縄張り争いでにらみ合うトカゲハゼ=18日午後、南城市佐敷富祖崎の干潟(田嶋正雄撮影)

 南城市佐敷冨祖崎の干潟では18日、雄がジャンプしてアピールする求愛行動や背びれを立てた雄同士の縄張り争いなどが観察できた。口を大きく開けたり、しかめっ面などで相手を威嚇するユーモラスな姿も見られた。

 トカゲハゼは体長約10センチ。沖縄の個体群は国内唯一で世界的に分布の北限。環境省と県のレッドデータブックで絶滅の危険度が最も高い絶滅危惧IA類に指定されている。