【名護】「埋め立て反対」「新基地建設を阻止するぞ」-。ボーリング調査阻止を目指した座り込み開始から10年の節目に、辺野古の海と浜には闘い続けてきた地元住民や支援者が駆け付けた。参加者たちはこれまでの歴史を振り返り、今後も続く辺野古での運動を非暴力で闘い抜くことを確認した。

ガンバロー三唱で新基地建設反対を訴える参加者=19日午後0時すぎ、名護市辺野古

 海上抗議パレードの前に、浜では地元のおじいやおばあたちが海に向かって平和や静かな暮らしを願い、御願をささげた。

 辺野古で生まれ育ち、座り込みを続けてきた嘉陽宗義さん(91)はマイクを握り「(移設を阻止して)みんなと一緒にバンザイを叫びたい。怒ったら負け。愛を持って、平和運動を進めていこう」と力強く訴えた。

 海上の漁船やカヌーなどに乗った人たちと、浜にいる参加者が、「埋め立て許さないぞ」などのシュプレヒコールで反対を訴えたほか、参加者全員でガンバロー三唱し、移設阻止を目指し、拳を突き上げた。

 集会後、主催したヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「10年前の闘いをほうふつとさせる気持ちになった。若い世代も参加し、この運動は確実に前進する。憲法で保障された抵抗権を行使し、非暴力の闘いで海上や基地前での運動をつくり上げる」と語った。