【崎原朝一通信員】名護市民会の会員は3月2日、ブエノスアイレス州南部近郊にあるフロレンシオ・バレーラ日本人会会館で学事奨励会を開いた。2013年度に大学課程を卒業した平良ネストル・アレハンドロさん(心理学)=写真右から2人目、山里ニコラス・アリエルさん(電子工学)=同右、与那城シンティア・ダニエラさん(薬剤学)=同左=の3人に記念銘板を贈り、門出を祝った。

学事将来会で記念版を送られた(右から)山里さん、平良さんと与那城さん(左端)=フロレンシオ・バレーラ日本人会会館

 大城保信・市民会会長は3人の努力と成果をたたえたほか、両親の支援に感謝。今後は日系コミュニティー、名護市民会の活動に積極的に参加するよう期待した。アサード(焼き肉)も囲んだ。

 フロレンシオ・バレーラ市の中心地は現在、にぎやかな商店街だが、1920~30年代は野菜作りの日本人が多い純農村地域。沖縄出身者の中でも旧名護、羽地系の人が多く入植していた。

 世界恐慌が始まったばかりの30年に、相互扶助の絆が強い沖縄出身者たちが沖縄県人野菜協同組合をつくり、これがフロレンシオ・バレーラ日本人会に発展している。

 アルゼンチンでは、名護市民会以外にも市町村人会が子弟教育に熱心。2世、3世中心の時代になっても沖縄の習慣が継承され、児童・若者たちを励まし、人材育成につなげる学事奨励会を実施している。