県観光政策課が21日発表した2013年度の観光客数は、前年比11・1%増の658万300人で、目標値の630万人を突破し過去最高となった。外国人観光客が前年比64%増の62万7200人で全体を押し上げた。国内・海外客ともに過去最高を更新し、これまでの最多だった08年度の593万4300人を大きく上回った。

 18カ月連続で前年同月を超え、3月は前年同月比10・8%増の63万200人と、単月で初めて60万人を突破した。

 国内観光客は、前年比7・4%増の595万3100人。円安で海外から国内に旅行需要が移ったことや、LCC(格安航空会社)就航による誘客効果の継続、石垣発着の航空路線の拡充、前年より3連休が2回多かった-などがプラスに働いた。最も増加率が高かった関西方面は、15・3%増の118万2千人。全体の約5割を占める東京方面は、7%増の296万9千人だった。

 海外観光客は、前年比64%増の62万7200人。円安による割安感から訪日旅行の需要が増えたほか、航空路線の拡充、クルーズ船寄港などが影響した。また、ビザ免除国のシンガポールに加え、東南アジア諸国へのビザ発給緩和を背景に、タイ・マレーシアの入域も増加傾向がみられた。

 県は14年度の目標値を670~680万人で検討。消費増税後も観光需要は底堅く、景気回復や円安、航空路線の拡充で沖縄への旅行需要は継続すると予測。さらに海外客は、那覇空港の新国際線ターミナルビルや那覇港の旅客ターミナル供用開始などが影響し、安定的に増加すると見込んでいる。県文化観光スポーツ部の湧川盛順部長は「国内外のプロモーションを強化し、受け入れ環境を整えるため、対策を打っていきたい」と話した。