21日午前10時半ごろ、宜野湾市大謝名の4階建てアパート建設現場で、クレーン車が基礎工事に使う資材をつり上げた際、アーム部分が折れて電線を切断した。けが人はいない。近隣の信号機3基が止まったほか、沖縄電力によると、同市内の2100戸が一時停電した。宜野湾署が事故原因などを調べている。

基礎工事に使うハンマーをつり上げる作業中、アーム部分が折れて電線を切断したクレーン車=21日、宜野湾市大謝名

 工事関係者によると、作業は午前8時半に開始。35トンクレーン車がパイルを打ち付けるためのハンマー(重さ約4トン、長さ約4メートル)をワイヤで持ち上げた際、アーム部分が折れ、先端部に取り付けていた約18メートルの支柱が電線を巻き込みながら切断した。

 現場はアパートや住宅が立ち並ぶ住宅街。隣接のアパートに住む宮本麻希さん(32)は「一瞬、ピカっと明るくなった後、停電した。慌てて外に出たらアームが折れていた。もしアパート側に倒れていたら危なかった」と顔をこわばらせた。

 近くに住む藤川公也さん(57)は「コンクリートが折れたようなドーンと鈍い音がした。怖かった。車やアパートには当たらず良かった」と胸をなで下ろした。

 工事責任者の男性(47)は積み荷の重量制限に問題はなく車検も先月あったなどとしながら「原因は調査中」と説明。「近隣の方々にご迷惑を掛けた。今後の対応については会社と相談して決めたい」と謝罪した。