【国頭】村佐手にある金川製茶(名護市、比嘉猛代表)の茶畑で15日、紅茶の製造に適した品種「べにふうき」の一番茶の収穫があった。茶の生産地として知られている国頭村だが、ほとんどの茶が緑茶用の品種。沖縄本島北部の弱酸性の土壌は紅茶の栽培にも適しており、村は紅茶の生産拡大に期待を寄せている。

紅茶製造に適した品種「べにふうき」の一番茶を収穫する比嘉竜一さん(左)ら=15日、国頭村佐手

 茶畑は約1500坪で、今回は製茶で50キロの生産を見込んでいる。金川製茶が紅茶の栽培を始めたのは約8年前で昨年初めて収穫できた。しかし、量が少なく、ことしが本格的な収穫となった。

 比嘉代表と一緒に収穫した息子の竜一さん(29)は「今は県内でさばくだけの量しかできないが、紅茶好きの人に飲んでもらい、クチコミで広がってほしい」と意気込んでいる。

 本格的な紅茶の収穫を視察した村経済課の大田孝佳課長は「担い手の育成や基盤作りなど、村としてもできる支援をしていきたい」と今後も紅茶生産を後押しする考えだ。