大宜味村の植物工場で生産した発芽野菜「スプラウトシリーズ」の4種が22日、県内のスーパー、量販店で発売された。沖縄村上農園(大宜味村、金城直登社長)が生産し、沖縄物産企業連合(那覇市、羽地朝昭社長)が販売する方式で、初年度は1千万円の売り上げを見込んでいる。昨年7月から生産販売している豆苗の売上高は来年1億円に達する見通しで、スプラウトとともに沖縄の食卓での浸透を目指す。

沖縄村上農園と沖縄物産企業連合が発売した4種類の発芽野菜「スプラウトシリーズ」と豆苗=22日、県庁

 スプラウトは発芽直後の植物の新芽で、成長に必要なビタミンやミネラルなどを親野菜より豊富に含み、「天然のサプリメント」とも呼ばれているという。

 親会社で国内の発芽野菜最大手の村上農園(広島市、村上清貴社長)が、スプラウトの生産特許を持つ米国研究機関からライセンスを取得、全国の自社工場で生産している。県内では千葉や福岡から送られていた商品が今週中に大宜味産に入れ替わる予定。

 抗酸化力や解毒力を高める成分「スルフォラフォン」を高濃度に含む機能性野菜「ブロッコリースプラウト」のほか、わさびに似た辛みのある「クレス」、からしのような辛さの「マスタード」、赤紫色の「レッドキャベツ」の計4種。

 22日、県庁で会見した金城社長は「沖縄では真夏の葉野菜のほとんどを県外産に頼っている。沖縄での安定生産を可能にすることで、移入野菜の代替につなげていきたい」と抱負を語った。