【八重瀬】八重瀬町で保育所の顕在待機児童数が今年4月にゼロになったことが22日、分かった。定員60人の認可保育所2カ所を新設したほか、既存保育所の弾力運用などで約200人の定員増を図った。待機児童解消計画を策定する県内24市町村で顕在待機児童ゼロの達成は初めて。顕在待機児童とは、市町村に申請して入所できずに空きを待っている児童。町には昨年4月1日現在で181人いた。

 町では潜在的な待機児童がまだ約200人いるとみており、認可保育所の分園などで定員増を続け、2016年度中の解消を目指す。

 町児童家庭課の石川朝子課長は「県と町、認可保育所が一体となり現時点での目標を達成できた。今後も継続した対策を考えていきたい」と述べ、潜在待機児童の解消に意欲を見せた。

 町人口は今年4月までの4年間で計1793人増え2万9071人。比屋根方次町長は「子育て世帯が住みやすい地域づくりに力を入れていきたい」と人口増を見据えた対策の必要性を語った。

 一方、入所を希望するが申請をしていない潜在的な待機児童数も含めると県全体で約1万1千人いるとみられ、県や市町村は潜在を含めた待機児童の解消を目指している。