米軍普天間飛行場所属の大型輸送ヘリコプターCH53E2機が、5月2、4の両日、宮古島市の宮古空港を使用すると米軍側から県に届け出たことが、23日分かった。県は同日、緊急時以外の民間空港の使用を自粛するよう米軍に求めた。

 県空港課によると、米軍横田基地の第5空軍司令部が22日付で空港使用届け書を提出。CH53E2機が2日午前11時から正午、4日午後5時から同6時まで宮古空港を使用するとしている。普天間飛行場からフィリピンのバスコ空港までを往復する途中に給油目的で立ち寄る。フィリピンへは「ミッション(任務)がある」と説明したという。

 県の親川達男基地防災統括監は、在沖米海兵隊政務外交部長、在沖米総領事、外務省日米地位協定室長に対し、口頭で自粛を要請。「宮古空港などの民間空港は、民間航空機の運航を目的にしている。民間機の円滑、安全な運航を確保する観点から、緊急時以外、米軍は使用すべきではないというのが県の一貫した考えだ」と見解を示した。

 宮古島市の長濱政治副市長は「詳しい情報が県から来ていないが、給油目的ならば、従来通り緊急時以外、民間空港の使用は控えてほしい」と述べた。

 米軍は2001年以降、県の空港管理条例に基づく使用届け書を提出しているが、日米地位協定第5条は、「公の目的で運航されるもの」は、着陸料を課さずに民間空港の出入りを認めており、県や市町村に拒否する権限はない。