【沖縄】27日の投開票まで残り3日となり、保守系新人の桑江朝千夫氏(58)と、革新・中道系新人の島袋芳敬氏(64)は支持固めに各地を奔走している。集票の基礎となる企業票をめぐっては、両陣営で建設関連の票の取り込みが熱を帯びている。(沖縄市長選取材班)

[桑江陣営]政府大物・知事が奔走

 桑江陣営は17日の総決起大会以降、国政選挙並みに政府関係者が続々と沖縄入り。市内各地で桑江氏支援を呼び掛けている。

 これまでに自民党の石破茂幹事長や公明党の太田昭宏国交相、舛添要一東京都知事らが演説を展開している。

 23日には若者を中心とした無党派層対策として、自民党の小泉進次郎衆院議員も胡屋十字路で演説し、桑江氏支援を訴えた。

 政府関係者らと仲井真弘多県知事は市内企業との懇談会にも精力的に参加。政策浸透に力を入れている。

 公明党は名護市などの県内約10カ所で支援者の集会を開き、市内に住む知人への呼び掛けを求めている。党幹部は「これほどの支援態勢は今までない。今回の選挙にかける意気込みの表れだ」と力を込める。

 陣営幹部は「先行していた相手候補の肩に手が届いた。3日攻防で最後の勝負をかける」と意気込む。

[島袋陣営]現市政の経済策PR

 島袋陣営は島袋候補を支持する中道・保守系市議や本部郷友会、かりゆしグループが中心となって、建設やリゾート関連の企業票固めに奔走。候補者が企業訪問や朝礼に顔を出して、支持獲得に力を入れる。選対本部長に就任した東門美津子市長も建設企業関係者との昼食会に参加し、支援を求める。

 選対幹部は「下請けや孫請けにも官公需が行きわたるようにしてきた政策が支持につながっている」と話す。郷友会や保守系市議の企業とのつながりを生かし、終盤に向けさらなる支持の広がりを目指す。

 歴代の市長、助役の多くが支持を表明したことで、保守票の一部も取り込んだ。今後は人口が増えている新興地域での遊説に重点を置き、幅広い層から支持を取り付けたい考えだ。

 青年エイサー会館や若者ゆめ基金の創設などの政策アピールにも力を入れ、若年層の取り込みも狙う。