【中部】沖縄ハンズオンNPO(安慶名達也理事長)ユース倶楽部(中・高校生)の「しまくとぅば教室」が毎週月曜午後7時半から、沖縄市宮里の同NPO本部で開かれている。若い世代に「しまくとぅば」を正しく伝えようと、地域の高齢者や有志が講師を務め、日常会話やあいさつ、目上に対する「ていねい語」「民話」「昔話」などを指導している。

立ち紙芝居の稽古をする沖縄ハンズオンNPOユース倶楽部のメンバー=沖縄市宮里ハンズオン本部

劇で関心高める

 同教室の開設はことし5年目。受講する25人のほとんどは沖縄市子ども会ジュニアリーダークラブのメンバーたち。日ごろの活動で地域の先輩やお年寄りとの交流が多く「民話」や「昔話」「ことわざ」などを聞くたびに「しまくとぅば」に触れ、「くとぅば」の大切さを感じるといい、真剣に学んでいる。

 ハンズオンは地域に伝わる「民話」「昔話」「伝説」の継承にも力を入れており、これらをもとに劇、立ち紙芝居を創作し老人ホームへの慰問や地域イベントなどで披露している。

 教室で学び、立ち紙芝居や劇で効果音の三線を担当する城間築(きずく)君(宮里中3年)と、弟の響君(同2年)は「毎週月曜日が楽しみ。イベントを控えた場合は力が入る」と話す。登場人物、動物の声色をすべて1人で担う、泉重聡君(具志川中3年)は「もっと流暢(りゅうちょう)なくとぅばで紙芝居を面白くしたい」と意気込む。

 2年間教室に通った沖縄市子ども会ジュニアリーダークラブ会長の神村采音さん(コザ高2年)、副会長の新屋佑奈さん(夢咲学園)、玉城臣之輔君(宮里中2年)。「『しまくとぅば』が少しずつ理解できるようになった。話すのはまだうまくないが聞くことには不自由しない。これからも頑張る」と目を輝かせる。ユース倶楽部指導者の宮里・モラノジュンさん(24)は「沖縄のアイデンティティーを確かめ、しまくとぅばの普及・継承・魅力を共に発信してほしい」と話している。(翁長良勝通信員)