伝統工芸品「八重山ミンサー」を製造販売するあざみ屋(石垣市、新賢次社長)は6月から、ミンサーの「いつ世柄」のデザインを取り入れたメンズプリントシャツを発売する。県内のデザイナーと共同開発した。ミンサーの柄をプリントにして若い世代の新たなファンづくりにつなげる。

八重山ミンサーの「いつ世柄」のメンズプリントシャツを発売するあざみ屋の新賢次社長=25日、那覇市・中小機構沖縄

 那覇と石垣市内の直営4店舗で限定200枚を販売する。価格は9200円(税抜き)。5月4日の「みんさーの日」に合わせて先行予約を受け付ける。

 沖縄総合事務局から「地域産業資源活用事業」の認定を受けて中小機構沖縄の専門アドバイザーの支援の下で開発した。従来、手作りのかすり柄を使った商品を主に販売してきたが、今回はその文様をプリントしテキスタイルに投影することで新たな風合いのある商品に仕上げた。新社長は「機能性とデザイン性を両立させることができた。今後はシャツ以外の商品も展開していきたい」と語った。

 沖縄の織物の技法「ヤシラミ」をモチーフにしたブルーと、沖縄の「アカガーラ」(赤瓦)をイメージした赤と白のデザインの2種類で、それぞれにミンサー特有の「いつ世柄」を水彩画タッチで表現した。問い合わせは同社、電話0980(82)3473。