【沖縄】任期満了に伴う沖縄市長選は27日投開票され、保守系無所属の新人で前県議の桑江朝千夫氏(58)=自民・公明推薦、そうぞう・維新・民主支持=が2万9968票を獲得し、革新・中道系無所属の新人で前副市長の島袋芳敬氏(64)=社民・共産・社大・生活推薦=に、2189票差をつけ、初当選を果たした。2期連続で続いていた革新市政から8年ぶりに保守が市政を奪還。保守陣営は、11月に予定される県知事選に弾みをつけた。

バンザイ三唱で当選を祝う桑江朝千夫氏(前列中央)ら=27日午後10時23分、沖縄市中央の選対事務所

 当日有権者数は10万1122人。投票率は57・73%で、4年前の前回市長選より6・7ポイント上回った。

 桑江氏は14・5%と高い失業率や市民所得の低さ、

空き店舗問題が解消されないのは「革新市政で財源が獲得できないからだ」と主張。国や県とのパイプを強調し、財源の裏付けのある政策の実行で「沖縄市を復活させる」と訴えた。

 サーキット場や1万人規模の多目的アリーナの建設など、経済振興や雇用創出を重点にした政策で支持を広げた。

 一方、島袋氏は中心市街地の再開発など東門市政で着手した事業を継承し「さらに発展、進化させる」と40年にわたる行政経験をアピール。辺野古移設に反対する姿勢を明確に打ち出し、桑江氏との対立軸を鮮明にしたが及ばなかった。

 桑江朝千夫氏(くわえ・さちお) 1956年生まれ。沖縄市住吉出身。日本大法学部卒。94年沖縄市議に初当選し、3期務めた。2008年から県議、2期目途中の3月に辞職。元沖縄市長の桑江朝幸氏(故人)の次男。

市を復活させる

 桑江朝千夫氏 沖縄市はこのままではいけないという市民の気持ちが表れた。政策を進めるための財源の裏付けを理解してもらえた結果だと思う。掲げた多くの公約をダイナミックにやっていき、市を復活させていく。まずは沖縄こどもの国の整備拡充を進めたい。

当 桑江 朝千夫氏29,968票
   島袋 芳敬氏27,779票
(選管最終 投票率57.73%)
投票総数58,375 無効628