沖縄セルラー電話(那覇市、北川洋社長)が28日発表した2014年3月期決算(連結)は、売上高に当たる営業収益が前期比6・9%増の557億5900万円、経常利益が0・9%増の92億5900万円で2期連続の増収増益となった。スマートフォンを中心に契約数が伸び、総契約数は60万契約を突破。光通信サービス「auひかりちゅら」の累計契約数も4万2800回線となり、前期比50%増と順調に増えた。

 当期純利益は17・4%増の58億4300万円だった。1株当たりの期末配当金は39円50銭から上方修正して42円とし、13期連続の増配を予定している。

 営業利益は0・3%増の91億5900万円。契約数の増加による仕入れ単価や広告費の増加に加え、本社移転費用の発生で当初は減益を見込んでいたが、移転費用が想定を1億円下回って約4億円となり、全体で2900万円の増益を確保した。

 auの総契約数は4・9%増の60万5900件、純増数は他社との競争激化で2・5%減の2万8300件だった。解約率は0・01ポイント上昇の0・64%。スマホの占める割合は前期の38%から49%に拡大した。1契約当たりの平均月間収入(通信ARPU)は前期とほぼ同じ4592円。音声ARPUが下げ止まり、割引適用額の拡大も頭打ちの状態。来期以降はデータARPUの上昇が上回って、全体で増加に転じると予想している。

 「auひかりちゅら」の累計回線数は50・7%増の4万2800件と大幅に伸びた一方、純増数は通信エリアの拡大が進んで効果が一巡し、6・6%減の1万4400件だった。北川社長は「これまでエリア拡大で増やしてきたが、今後は地域内でどう契約を獲得するかが課題。地道な営業を展開したい」と話した。

 15年3月期の業績予想は営業収益が0・6%増の561億円、経常利益は9・1%増の101億円、当期純利益は11・2%増の65億円を見込んでいる。