県と那覇、浦添両市で組織する那覇港管理組合(管理者・仲井真弘多知事)は30日までに、藤田佳久常勤副管理者の後任に、前参事監兼企画建設部長の金城勉氏(60)を充てる人事案を固めた。8日の同組合臨時議会で提案する。賛成多数で承認される見通しで、実現すれば2002年の発足以来、初めての地元登用となる。(篠原知恵)

金城勉氏

 同組合の実質的な統括者となる常勤副管理者をめぐっては、発足当初から県議会などで地元登用を求める声があった。だが、港湾行政を担う人材の不足を理由に、旧運輸省や国土交通省の出身者が務めていた。

 初の地元登用に踏み切ったのは、管理組合発足後の12年間で物流などの分野で運営ノウハウが蓄積され県内人材の育成が進んだことや、国庫補助金を活用したハード事業に一定のめどがついたと判断したためとみられる。

 元国交省北海道開発局港湾空港部長で現職の藤田氏は、29日で4年の任期を終える。次期常勤副管理者は30日から就任予定。

 金城氏はことし3月に定年退職するまで同組合に勤めており、事実上の内部起用となる。09年度に県土木建築部から沖縄市に出向して市建設部長を経て、11年度から同組合参事監兼企画建設部長。