今回トラブルを起こしたピーチ機のように那覇空港に北側から進入する飛行機は、管制官がレーダーを見ながら無線で飛行機の高度や位置を細かく指示するGCA(着陸誘導管制)と呼ばれる方式で着陸する。

 那覇空港の管制官経験者は「使われるのは『降下開始』『右旋回』など単純な英語。機長の『降下の指示と勘違いした』という説明は理解できない」と話す。

 GCAは、飛行機側に特別な装置は必要なく、主に軍用機に使われる。那覇空港では共用の自衛隊機のために設置され、経験者は「スイカ割りのように、目隠しされても指示に従えば安全に進入できる」と表現する。

 風向きの違いで今回と反対の南側から那覇空港に進入する飛行機は、ILS(計器着陸装置)と呼ばれる方式で、自動操縦で進入できる。

 交通量の多い空港では両側にILSを設置することもあるが、国土交通省は「設置費用に加え、那覇には既にILSと同程度の悪天候でも進入できるGCAがある」と説明している。