運輸安全委員会は1日、トラブルが発生したピーチ機の管制を担当した那覇空港の管制官6人の聴取を終えた。同社から同日に提出があった当該機の音声や飛行記録装置の分析も併せ、調査を本格的に進める。

ピーチ機の異常降下について、当時の状況などを説明する日野和男調査官=1日、那覇空港

 日野和男航空事故調査官は記者団に、ピーチ機が那覇空港に進入する際のレーダー航跡や、交信記録約15分間を確認したことを説明。管制官と機長のやりとりについて「覚えている範囲でパイロットの反応や答えた内容を聞いた」と述べた上で、詳細は「調査段階なのでコメントは控えたい」と言及を避けた。

 一方、複数の乗客が本紙の取材に「急な気象の変化で着陸を見合わせた」と実際のトラブルと違うアナウンスがあったと証言したことに、ピーチ社は1日、「(アナウンス時)機長らはトラブルを認識していなかった」と説明。放送内容については「調査項目にあたるので詳細は話せない」とした上で、意図的な隠蔽(いんぺい)を否定した。