ラグビーの15人制女子日本代表に加藤あかり(仲泊中-石川高-名桜大)が内定した。フル代表に選ばれるのは男女を通じて県内初の快挙だ。13日からの国内合宿を経て、香港で開催されるアジア大会(16~25日)で海外の強豪に挑む。(花城克俊)

加藤あかり

 加藤は4月26日に近鉄花園ラグビー場で行われた女子日本代表選考試合に、サクラウエスト(西日本選抜)のスタンドオフとして先発出場。司令塔としてゲームをコントロールし、後半にはセンターで2トライを挙げる活躍をみせ、代表の座をつかんだ。「いろんな方の支えがあってここまでこれた」と喜びをかみしめる大学4年生。

 石川高でタグラグビー(タックルなど接触のないラグビー)を始めると、すぐに頭角を現し、九州大会優勝に貢献。「将来は体育の先生」という夢を持って進学した名桜大で本格的にラグビーを始めた。

 大学1年で女子九州代表のトライアウトに合格すると「どんどんのめり込んだ」。普段は県内男子高生などとの練習で経験を積むが、昨年は福岡の女子チームの練習に月1回のペースで参加し、レベルアップに努めた。

 県協会の安村光滋副理事長は「スピードとステップのキレがいい」と加藤の才能を高く評価。「コンタクトプレーなど課題もあるが、高い志もあり、今後どれだけ伸びるのか楽しみ」と大きな期待を寄せる。

 「やるからにはオリンピック出場」と気持ちを高める21歳。「出るだけでなく、中心選手として活躍したい」と、闘争心あふれるプレーに要注目だ。

 かとう・あかり 1992年岐阜県生まれ。9歳で沖縄に移住。名桜大入学後に本格的にラグビーを始め、九州代表として3地域対抗戦に出場。ポジションは主にセンター。159センチ、52キロ。