【本部】本部町産ヤギのブランド化を目指す取り組みが活発化している。町内の農業生産法人が良質のヤギ肉の生産に励んでいるが、ヤギを使った料理の幅を広げ、消費する側の関心を高め、消費拡大につなげようと試食会も開かれている。もとぶピージャー生産組合が4月17日、町瀬底の集落センターで開いた「もとぶピージャーについて語る会」には、高良文雄町長や役場関係者、商工会、生産者など約100人が参加した。

「もとぶピージャー」について語る会ではたくさんのアイデア料理が並んだ=4月17日、本部町瀬底集落センター

洋食風にアレンジされたヤギ料理の説明を受ける高良文雄町長(右)

「もとぶピージャー」について語る会ではたくさんのアイデア料理が並んだ=4月17日、本部町瀬底集落センター 洋食風にアレンジされたヤギ料理の説明を受ける高良文雄町長(右)

 会では定番のヤギ汁やヤギ刺しのほか、ヤギ肉やミルクを使った焼き肉やピザ、カルパッチョ、肉みそおにぎり、スコーン、サブレ、チーズの7種類のアイデア料理が並び参加者が舌鼓を打った。

 同僚と料理を作った農業生産法人もとぷらすの茂刈順子さんは「ヤギ料理が苦手な方にも食べられるよう工夫した。独特のにおいもなく、どの料理もおいしいとの声が聞けて良かった」と満足そう。

 菓子類のサブレとスコーンが意外にも男性に好評だったようで、「まだ試作の段階だが販売前に消費者の声が聞けた」と喜んでいる。

 試食会に参加した瀬長さくらさん(30)はヤギ料理の独特のにおいが苦手。しかし、「ピザと焼き肉がおいしかった。またカルパッチョに、もとぶ香ネギの手作りソースがぴったり。ヤギ料理が苦手な私でも野菜と一緒にたくさん食べました」と笑顔だった。

 提供された料理は全てが完食。参加した人の中には料理の作り方を聞く人もおり、ヤギ料理のバリエーションに関心を集めたよう。

 同組合は町の補助を受けて瀬底区と山里区に共同山羊舎を造り、肉質の良いヤギを生産している。語る会の仲田亘会長は「本部町に来ればいつでもヤギ料理が食べられるという環境をつくっていきたい」とますます意欲的だ。(仲間里枝通信員)