4月以降、横断歩道のない国道を渡ろうとして車にはねられるケースが続いている。道幅が広く、スピードも出しやすい国道では死亡事故につながる危険性が高い。今年は4月28日現在で、道路横断中に5人が亡くなっているが、4人は国道での発生。県警は交通量の増えるGW期間中でもあり、信号機や横断歩道のある場所での横断を呼び掛けている。(城間陽介)

 県警交通企画課の過去5年間の統計によると、横断歩道のない場所での事故は道路横断事故全体の6割前後で推移している。昨年は696件あり、うち横断歩道外は417件。死亡事故は14件発生したが、12件は横断歩道外。特に国道では発生した9件すべて横断歩道外だった。

 横断歩道のない場所での事故が目立つのは国道329号と330号。昨年の国道横断中の死亡事故は、すべて両国道で起きている。浦添市美術館前の国道330号では昨年4月、横断中の死亡事故が相次ぎ、南部国道事務所が中央分離帯に柵を設置した。329号では今年に入って、沖縄市と中城村で各1件、横断中の死亡事故が発生している。

 横断事故の発生時間帯は、午後4~10時の夕方から夜にかけてが多く、過去5年間の平均で全体の5割近くに上る。また年齢別では、65歳以上の高齢者と5~9歳の児童で全体の45%を占める。

 同課の與儀淳管理官は「国道は車のスピードも出ているため、はねられれば重大事故を招く。安易に横断歩道以外から渡ることは避けてほしい」と注意を求めた。