【那覇】翁長雄志那覇市長は2日、11月の知事選に向け県政野党が翁長氏を軸に選考を進めていることについて「今のところ、知事選の出馬は考えていない」とした上で「私は根っからの保守だが、違う立場の方々が知事選候補の一人として名前を挙げたことに、正直びっくりしている。沖縄の政治も少し地殻変動が起き始めているのかなという感じはする」と述べた。那覇市役所で記者団の取材に答えた。

 翁長氏は、県政野党5団体でつくる候補者選考委員会から出馬要請や意見交換などを求められた場合の対応について「今日まで知事選出馬の打診はまったくないが、違う立場の人、本土の人からも会いたいという方がいたら、どなたにでも会う」と話した。

 「オール沖縄」の結集を呼び掛ける翁長氏に対する知事選出馬の待望論については「市長の任期が2年余りある。集大成に向けて頑張るので知事選の出馬は考えていない」と強調。「特に米軍基地問題は保守も革新も県民のために心を一つにしてやれるようなものをつくり上げる努力が必要だ。その思いで今日までやってきたが、これからも那覇市長の立場で支えていきたい」と述べた。

 一方で「名前を挙げていただいたことは向こう側の一つの度量でもあると思う。敬意を表したい」とした。

県政野党選考委、連合沖縄に説明

 11月予定の知事選に向けた県政野党5団体の候補者選考委員会は2日、那覇市内で連合沖縄の大城紀夫会長らと会談し、那覇市長の翁長雄志氏(63)と琉球大学法科大学院教授の高良鉄美氏(60)の2氏を軸に調整を進める方針を説明した。

 大城会長らは選考委の方針を加盟団体に説明した上で連合沖縄としての考えをまとめ、5月中旬をめどに回答するとした。