【八重山】使用する中学公民教科書が地区内で異なる八重山教科書問題で、竹富町教育委員会は2日までに採択地区の単独化を正式に県教委に要望した。現在、採択地区協議会を構成する石垣市と与那国町の両教委は竹富の単独化に難色を示したが、「最終的には県教委の判断に従う」と伝えた。

 県教委の担当者は4月30日と1日に3教委を訪ね、竹富の単独化と、教科書研究は従来通り「共同」で実施することへの意見を聴取した。

 与那国町の崎原用能教育長は「教員が竹富に異動するたびに教科書が変わり、負担が大きい」と不満を伝え、共同研究については「離脱しておいて研究は一緒にと言われても納得できない。実施するなら県教委がどういう道筋を立ててやるのか示すべきだ」と求めたという。

 取材に対し、崎原教育長は「石垣市教委と『竹富の足を引っ張ることはしない』と確認はしているので、最後は県教委の判断に従う」と述べた。

 県教委は21日の定例会で新しい採択地区を決める方針。