自主憲法制定県民会議(西田健次郎会長)主催の「第9回新しい憲法をつくる県民の集い」が3日、宜野湾市内であった。約50人が参加。現憲法では不安定な東アジア情勢に十分対処できないとし「平和と安全に主体的、積極的に寄与する視点から新憲法を」とする決議文を採択した。

自主憲法制定県民会議主催の「新しい憲法をつくる県民の集い」で、講演に耳を傾ける参加者=宜野湾市のカルチャーリゾート・フェストーネ

 憲法学会理事で平成国際大学法学部の慶野義雄教授は講演で「国際緊張が高まる半面、改憲世論が後退している。これは96条(改正条項)先行論に走り、本質論や哲学、理念をおろそかにしたツケだ。改憲派のオウンゴールだ」と指摘。

 その上で「9条が改正できないから改正条項を変えるという気持ちは分かるが、乱暴にやると改正論者にも嫌気がさす。姑息(こそく)な戦術に走らず、改憲の原点に戻り、愚直に9条改正に専念すべきだ」と訴えた。

 自民党の宮崎政久衆院議員も出席し、現在の東アジア情勢や巨大地震などへの対応も視野に、「タブー視することなく冷静に議論するべきだ」と指摘した。