【ブランドン・イング通信員】うるま市石川出身の大学生レミ・ミードさん(24)が、ホノルル市内のカカアコ地区で開かれた路上アートフェスティバルPOW!WOW!(パウワウ)で建物の壁に琉装姿の女性の作品「ハナガサヒネ」をいきいきと描き、注目を集めている。

路上アートフェスティバルで描いた作品「ハナガサヒネ」の前に立つレミ・ミードさん=ホノルル市カカアコ地区

 パウワウは同地区の建物の壁面などを利用して街中に絵を描くお祭り。招待されたアーティストだけが参加でき、今年は2月8~15日に開かれた。ミードさんは昨年に続き2度目の招待で、「ハナガサヒネ」は高さ約5メートル、幅約4メートルの建物に描かれた。

 作品名の「ハナガサヒネ」は、ハワイ語で女性を意味する「ワヒネ」と琉球舞踊で使う花笠を合わせた造語。花笠をかぶり紅型姿の女性が、ウサギの耳のようなシーサーと戯れるポップな絵だ。

 高校卒業後、2011年にカピオラニコミュニティー大学へ入学したミードさんは現在、オアフ島アイエア市に住みながら、3Dアニメーションを学んでいる。昨年、少女とピンクのウサギの絵を描いたが、今年は「もっと意味のある絵を描きたい」と沖縄の文化とハワイのウチナーンチュの誇りを広げるためにも琉衣ガールを描いたという。

 ハナガサヒネはミードさんの予想を上回り、沖縄のことを良く知る県系人や地元の人、観光客からも人気。インターネットのソーシャルメディアを通して評価されるなど話題になっている。

 「前から自分のルーツ沖縄を作品につなげていきたいと思っている」とミードさん。自身の作品をシリーズ化する考えはなかったが、今回の体験でいっそう、沖縄的な作品を作ろうと考えている。