【豊見城】豊見城市歴史民俗資料展示室(市伊良波)で「沖縄初の幕内力士・琉王展」が開かれている。1970年代に活躍した琉王=本名・神田武光さん(69)=が現役時代にしめた化粧まわしや雪駄、土俵での取組の写真パネルなど15点が展示されている。18日まで。

琉王の現役時代をしのばせる展示品と川節治男さん=4月28日、豊見城市歴史民俗資料展示室

飲食店を営んでいたころの神田武光さん=2010年・東京都台東区

現役時代の琉王

琉王の現役時代をしのばせる展示品と川節治男さん=4月28日、豊見城市歴史民俗資料展示室 飲食店を営んでいたころの神田武光さん=2010年・東京都台東区 現役時代の琉王

 神田さんは2年前から病気療養のため県内に滞在しており、展示された写真などの資料を市に寄贈した。

 神田さんは、大分県で生まれ、中学校を那覇市で過ごした。70年11月に新入幕、73年に前頭筆頭まで番付を上げるなど初の沖縄出身力士として活躍した。76年に31歳で力士を廃業後、東京で飲食店を経営していたが、3年ほど前に脳梗塞で体調を崩した。

 しばらく東京で療養していたが、「幼少時に過ごした暖かい場所で暮らしたい」との思いがつのり、沖縄へ移住した。いとこの川節安代さん(63)、治男さん(70)夫妻が住む豊見城市の施設で療養している。

 治男さんは「化粧まわしなど思い出の品をたんすの奥にしまっておくより、たくさんの人に見てほしい。展示会を本人も喜んでいる」と話す。

 観覧は無料。時間は午前9時~午後5時(正午~午後1時までは閉館。入館は午後4時45分まで)。毎週月曜、公休日は閉館。問い合わせは市教育委員会文化課、電話098(856)3671。