【伊良部島=宮古島】宮古地域で出産した子どもをお披露目する慣習「ナーフィー」(命名のお祝い)が4日、島内であった。家族や親族、職場の同僚らが赤ちゃんの健やかな成長を願い、地域の仲間入りを喜んだ。

爽汰ちゃんをあやし、喜ぶ川満勇さん(右)と父親の尚貴さん=4日午後、宮古島市・伊良部島(新垣亮撮影)

 同日の主役は市職員の川満尚貴さん(39)と成子さん(39)夫妻の間に昨年11月14日に生まれた次男の爽汰ちゃん。人生では逆風も吹くかもしれないが、すがすがしく爽やかに、そしてたくましく育ってほしいとの願いを込めた。川満さんの実家では庭にテントを設営、ごちそうを用意し来客を歓迎した。地域住民によると、出産後の「ナーフィー」を開く時期は各家庭で違うが、出産後2~3週間後に開く家庭もあるという。

 参加者はまず、「ニガイザキ(願い酒)」を口にし、「親孝行の子に育って」などと口上を述べ「オトーリ」を回した。尚貴さんの父親の勇さん(73)も上機嫌。勇さんにとって7人目の孫というが、「孫は何人いてもうれしい。すくすくと元気に育ってほしい。目に入れても痛くない」と笑顔だった。