【名護】宮里区公民館駐車場に立つデイゴの木が久々に深紅の花を咲かせ、区民の目を楽しませている。同区に住む比嘉啓福さん(80)の祖父、故慶元さんが戦後植えたもので高さ約7メートル、幹周り1.5メートル。比嘉さんの記憶でもこれだけ咲くのは珍しいという。

空に泳ぐこいのぼりと園児らの近くで真っ赤な花を咲かせるデイゴ=名護市宮里

 メジロやイソヒヨドリも虫や蜜を求めて花々の間を飛び交う。葉っぱが1枚もなく枝先に多数のつぼみをつけ、しばらくは花見が楽しめる。

 隣接する宮里幼児園の園児らも「赤い花がいっぱい咲いている」と比嘉郁子先生に元気よく話している。園の庭では手作りのこいのぼりが空に泳ぎ、深紅の花と相まって五月の空を演出している。

 県花のデイゴは1965年、沖縄タイムス社と緑化推進協議会が中心となって県民投票で選定された。最近はヒメコバチ被害で立ち枯れするケースが多くなっている。(島袋仁明通信員)