酒に酔って道で寝てしまう「路上寝」が、県内で増加傾向にある。県警によると、2013年の路上寝の通報受理件数は6577件で、この5年間で約1200件増加している。今年は3月末までに1074件の通報があり、前年同期比で20件減少しているものの、例年7、8月をピークに夏場にかけて増加傾向にあるという。事件事故に巻き込まれるケースもあり、県警は注意を呼び掛けている。

路上寝の通報受理件数

 路上寝を含む仮睡者を狙った県内の窃盗被害の認知件数は昨年131件。今年は4月末現在で19件発生している。先月22日には那覇市久茂地のビル敷地内で酔って寝ていた男性(29)が、現金1万2千円入りの財布を盗まれる被害に遭った。

 また、路上寝による交通人身事故は昨年17件発生し、2人が死亡している。今年も1月26日には本部町の町道で20代男性が、同月27日には石垣市の駐車場内で60代男性が路上で寝ていたところを車にひかれ、助骨骨折などの重傷を負う事故が発生している。

 県警交通指導課は「道路で寝ている人をひくと、自動車運転過失致死傷に問われる可能性もある」と指摘し、「お酒を飲むのはいいが、人に迷惑を掛けず、自分を守るためにも自覚を持ってほしい」と呼び掛けた。