第101回春の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会、後援・沖縄タイムス社)が11日正午からうるま市石川多目的ドームで開かれる。闘牛界最大のイベントで県内各地の単位組合から選抜された優秀牛26頭が出場する。13取組が予定され、闘牛ファン待望のゴールデンカードがめじろ押しだ。ハイライトは終盤の3取組。各階級(無差別、中量級、軽量級)の「優勝旗」をかけたタイトルマッチが連続で行われ、闘牛の醍醐味(だいごみ)がたっぷりと堪能できるだろう。入場料は大人3千円(女性2千円)中高生千円、小学生以下は無料。

根性と粘りで逆転勝利を狙う不死鳥

巨体にものをいわせた怒涛(どとう)の押し込みで2度目の防衛なるか。古堅モータース☆若力

根性と粘りで逆転勝利を狙う不死鳥 巨体にものをいわせた怒涛(どとう)の押し込みで2度目の防衛なるか。古堅モータース☆若力

会場行きシャトルバス運行石川漁協前 午前10時から

 闘牛会場へは、うるま市の石川漁協前からシャトルバスも運行している。午前10時始発で、2台のバスがピストン輸送する。県闘牛組合連合会では「交通渋滞解消のためにもシャトルバスを利用してほしい」と呼び掛けている。

100キロ差 圧力か闘争心か

 全島一優勝旗争奪戦は体重無差別。最強牛を決める戦い。今回は昨年5月の全島大会で東山優武勝から王座を奪った古堅モータース☆若力の2回目の防衛戦となる。

 挑戦牛との戦力比較や体重差(100キロ)などから若力の防衛が有力視されているが、まだ底を見せない挑戦牛不死鳥の一発を期待する声もあり、当日の緊張感はいやが上にも高まりそうだ。

 若力(7勝1敗1分)は2011年3月に黒星デビューし、その後1年余の長期休養。12年3月のチャリティー大闘牛から戦線復帰し、雷神天王(6月)、ゆかり号(9月)などの実力牛を連破した。

 勢いに乗り、わずか5戦目で頂点を極めたが、休養が功を奏した形となった。闘牛界一の巨体を生かした戦いが見事に開花したといえる。初防衛で見せた終始相手を正面に置き、安定感抜群の戦いを再現すれば、2度目の防衛は動かないだろう。

 挑戦牛の不死鳥は今年の正月3日にデビューしたばかりで2戦2勝。初戦は実績のある雲龍優輝號を26分余の熱戦の末に下し、闘牛通の関心を引いた。3月の胡屋大会にも登場し、松力ブルを1分余で一蹴。この一番では闘争心の強さと潜在力の大きさを感じさせた。

 注目度は一気に上昇し、幸運にも挑戦牛の座まで射止めてしまった。チャンピオンの壁は厚そうだが、横から攻めるような頭脳的な戦いで若力を揺さぶり、慌てさせる場面をつくることができれば勝機があると予想する。降ってきたようなビッグチャンスをものにして、闘牛界をあっといわせることができるかどうか。