【東京】沖縄市長選に当選した桑江朝千夫氏が8日、選挙応援への謝意を伝えるため首相官邸などを訪れた。当初予定になかった安倍晋三首相も外遊から帰った足で面会するなど、与党は異例ともいえる厚遇で桑江氏を祝福した。

 知事選の前哨戦に位置づけられた沖縄市長選。大票田を落としたくない自民党は石破茂幹事長ら大物政治家を次々投入し国政選挙並みに全面支援した。

 自民党関係者によると、当初、世論調査で桑江氏の劣勢を伝えられた安倍首相は党幹部に強いげきを飛ばし、必ず勝利するよう命じたという。

 この日、欧州歴訪から帰国し、官邸に着いた安倍首相は菅義偉官房長官と会っていた桑江氏や同行した沖縄関係国会議員らを執務室に招き入れ「おめでとう。よく追いつき追い越した」と手放しで祝福した。面会後、桑江氏は記者団に「総理は本当に喜んでいた。ありがたい」と笑みを見せた。県知事選も一致して取り組むことを確認した。

 桑江氏はほかに、公明党前党首の太田昭宏国土交通相や山口那津男代表らとも面会。夜には石破氏らと会食した。