【伊江】伊江島補助飛行場での物資投下訓練で4月17日夜、米軍機から200キロのドラム缶4本が同飛行場外に落下した事故は、搭乗員が機体の位置を間違えた人為的なミスが原因だったことが8日、沖縄防衛局への取材で分かった。米海兵隊が先月30日、防衛局に報告。再発防止策を講じたとして、5日以降に物資投下訓練を再開する意向も示していた。村は訓練再開は時期尚早と反発している。8日午後9時現在、訓練再開は確認されていない。

 防衛局によると、米海兵隊は「飛行経路は部隊で徹底されているが、今回は搭乗員が航空機の位置を誤認識し、別の場所に投下してしまった」と説明。ドラム缶が目標より1・8キロ離れた地点に落下したのは、人的ミスで天候の影響によるものではなかったという。

 米海兵隊は先月22日、防衛局に当分の間訓練を中止すると説明していたが、訓練実施手順の再確認と隊員の教育を再発防止策とし、訓練を再開する。

 原因究明と訓練中止を求めていた村議会の亀里敏郎議長は「あまりに早すぎる訓練再開で納得できない。人的ミスをこんな短期間で防げるわけがない」と批判。「訓練を再開すれば村議会で再度議決し抗議を続けたい」と述べた。訓練していた機種や搭乗員数などの問い合わせに回答はないという。

 同飛行場近くに住む平安山良尚さん(52)は「住民にはどこからも何の説明もない。こんなでたらめなやり方があるか。住民をばかにしているとしか思えない」と糾弾。6日夜にはオスプレイがコンクリートをつり下げて飛行しているのを確認しており、「いくら言ってもよくならない。米軍が出て行かない限り解決しない」と話した。