【名護】米軍普天間飛行場の辺野古移設工事に向けて、沖縄防衛局は9日、名護市に提出した辺野古漁港の使用申請などについて「法令に従い適正に提出した。市から指摘のあった申請の取り下げはしない」と文書で回答した。防衛局は取材に対し、市からの回答期限とした12日は撤回せず、回答がない場合は「協議などが整わなかったとして処理することになる」と従来の見解を示した。

 これに対し、市は「要求した書類の形式に全くなっていない」と強く批判。防衛局にあらためて書類の補正を要求する。市は防衛局からの申請書類の不備が軽微ではないとし、許可や協議事項といった計4件の申請の取り下げと、書類の再提出を7日付の文書で求めていた。

 防衛局は、法的な定めはないとした回答期限の設定について、同様な記載を「禁ずる法令の定めはない」とも答えた。稲嶺進市長へ求めた岩礁破砕許可申請への意見照会について、市は必要書類がそろった段階であらためて照会するよう求めていたが、防衛局は市の指摘内容を「承知していない」とし意見書提出を求めた。

 防衛局は取材に、市への回答は「指摘の一つ一つに適切に答えた」と強調。法令や条例に従い、提出したと従来の考えを繰り返した。