帝国データバンク沖縄支店は9日、県内一般病院の売上高ランキング(2013年1月期~同12月期)を発表した。一般病院を調査するのは初めてで、売上高10億円以上の上位36社をまとめた。売上高合計は前期比3・3%増の2463億4100万円。診療科目やクリニック、介護事業所の新設・増設のほか、初診・再診が増えたことなどが売上高増加につながった。

沖縄県内の一般病院売上ランキング

 黒字社数は29社で前期より4社減少。黒字合計は122億6744万円で、総合病院の増益を背景に前期より15億6261万円増えた。赤字社数は7社で前期より4社増加。赤字合計は17億7533万円で、前期より15億5751万円増加した。人件費や設備投資による減価償却費の負担増などが影響した。

 売上高トップは沖縄徳洲会で前期比4・9%増の993億5100万円。県外への事業拡大などが奏功した。2位の友愛会は、豊見城中央病院の高度治療室(HCU)の稼働や南部病院の緩和ケア病棟開設などの効果で前期比7・4%増の182億1700万円だった。次いで敬愛会、沖縄医療生活、仁愛会と続いた。売上高100億円以上の上位5社の合計は、全売上高の63・5%を占めた。売上高が伸びた増収企業は23社で、減収企業13社を上回った。

 同支店は「高齢化社会で医療市場は拡大しつつも、医療報酬制度の改定など収益性は今後も厳しい」と予測しており、「クリニックや老人保健施設などを備えた総合病院と、診療主体の病院で規模の差が開き二極化している」と分析した。