1972年の復帰の年を最後に、これまで全国平均を下回っていた県税の徴収率が2012年度に96・8%となり、40年ぶりに全国平均を上回ったことが県税務課の統計で分かった。県税務課は徴収率向上への取り組みを強化してきたことが結果につながったとしている。12年度の全国平均は96・5%だった。

県税徴収率の推移

 県税徴収率が最も高かった1972年の97・0%から下落が続き、その後上昇したが、92年のバブル崩壊から2004年度までは92~94%台に落ち込む時期もあった。一方、ここ数年は県の取り組みもあり、全国平均が停滞する傾向であるのに対し、順調に徴収率を伸ばしてきた。

 県は、05年度から市町村と県で構成する個人住民税徴収対策協議会を設置し、市町村との連携を強化。08年度には個人県民税徴収対策チームを設置し、滞納処分で成果を挙げた。

 自動車税は07年度にコンビニ払いを開始し、金融機関の営業時間内に納付するのが難しかった人々の自主納付拡大につなげた。開始年の07年度は自動車税の納期内納付者に占めるコンビニ払いの割合は30・6%で、13年度には38・5%まで増加した。さらに10年度は、支払いができる場所に郵便局を追加、13年度にはクレジット納付も加わり、納付機会の拡大に努めた。

 県税務課の担当者は「年々県民の納税意識も高まっている。納期内納付によって県側もコスト削減ができ、県民の納めた税を有効活用できる」と、徴収率アップ効果を強調した。(伊禮由紀子)