【名護】学校や地域の子どもに折り紙を指導し、親しまれている名護市済井出区の津波初美さん(56)。勤務するハンセン病療養所「沖縄愛楽園」で毎週水曜日、入所者に折り紙を教えて好評だ。「形に表すのが好き」と笑顔で話す「折り紙達人」だ。

区内の喫茶店に展示した「カブト」や「ブーケ」などの作品を披露する津波さん=名護市済井出・「ふくろうの家」

 当初は押し花が好きだったというが、いつの間にか興味が折り紙に移ったという。10年前に初めて手掛けたのは、20センチ四方の和紙で折った菊のブローチ。胸に着けた作品を指差し「これは記念の品です」と照れ笑いする。工夫を重ねてメキメキ上達し、1994年には「押し花インストラクター」、2004年に「折り紙講師」の資格を取得したという。

 大作は、26歳の娘の結婚式で使った「ブーケ」。和紙と油紙で、約2カ月かけ入場用とお色直し用を、作ったという。最近は、15センチ四方の紙を折ってタイルのように組み合わせて幾何学模様を作り上げる技に熱中している。

 「一つの折り方から模様が発展するのが醍醐味(だいごみ)」と魅力を語る。豊見城市の社会福祉センターで4月29日まで開かれた「おりがみ展」にも出展、「折り紙のことで頭がいっぱい」と笑顔を見せた。(玉城学通信員)