【本部】沖縄本島北部のやんばるの山に自生するミーガークーガー(和名=シマサルナシ)の実が、本部町伊豆味の酒井規雄さん(59)の自宅庭先で鈴なりになっている。口コミで話が広がり、庭先に見学に訪れる人も多くいるという。収穫は秋頃だ。

ミーガークーガーの実。まるで小さなキーウイフルーツのようだ。

自宅庭先で鈴なりになったミーガークーガーをながめ、収穫を心待ちにする酒井さん=本部町伊豆味

ミーガークーガーの実。まるで小さなキーウイフルーツのようだ。 自宅庭先で鈴なりになったミーガークーガーをながめ、収穫を心待ちにする酒井さん=本部町伊豆味

 ミーガークーガーはマタタビ科の落葉蔦性植物で、見た目はキウイフルーツを小ぶりにしたような形。食べると甘酸っぱい。物資が少なかった時代、旧盆になるとアダンの実と一緒に仏前に供える果実としても使われていた。

 木は樹齢約20年。高さ2・5メートルの棚にはわせ、枝幅は5メートル。3月に白い花を咲かせ、青い1~2センチ程度の実が枝先までびっしり。

 酒井さんは「剪定(せんてい)の時季や肥料の調整が重要だが、もともとは野生植物」と説明。「自生力が強くなるようにすれば応えてくれる。多く実をつければ見ていても楽しく育てがいがある」と話す。名護市のJAファーマーズに出荷するほか、ケーキのトッピングにも使われている。酒井さんは「害虫や鳥も寄り付かず消毒も必要ない。本数を増やし水ようかんや寒天、果実酒など加工商品の開発も視野に入れたい」と試験栽培にも意欲的だ。(島袋仁明通信員)