【うるま】第101回春の全島闘牛大会の全島一優勝旗争奪戦で、大会関係者が記憶にないという史上まれな引き分けがあった。ひいきの牛に声援を送っていた観客も判定の瞬間、悲鳴を上げ、会場がどよめいた。

全島一優勝旗争奪戦で、不死鳥(左)に1回目の馬乗りをする古堅モータース☆若力=11日、うるま市石川多目的ドーム(国吉聡志撮影)

 王者の古堅モータース☆若力と挑戦牛・不死鳥は互いに体重1トン超。序盤は若力の追い込みに100キロ軽い不死鳥が押し返す粘り強い攻防もあったが、後半は両者とも体力を消耗、対戦を避けるように相手の体に飛び乗る「馬乗り」が続き、引き分けになった。

 会場は試合開始の正午前から階段や通路まで観客で埋まる超満員で約4千人が約4時間、終始立ち見客が出る盛況ぶり。20分超の長期戦もあり、会場は大声援と拍手で沸いた。

 糸満市の上原直樹さん(31)は初観戦。「最前列で見るとすごい迫力で圧倒された。牛の戦い方も個性があって面白かった」と満喫した様子だった。