【名護】「豊年踊」の歴史が120年余になる名護市仲尾次区に、豊年踊をモチーフにした壁画がお目見えした。名護高校美術部と名護商工高校イラストクラブの高校生23人が11月から取り組み、2月に完成させた。市の「地域提案型事業」の一環。

民家の塀に「豊年踊」の演目などが描かれ、喜ぶ仲井間宗徳区長=名護市仲尾次

 「もっと明るい通りにしたい」との地域の声を受け、旧国道58号入り口から公民館までの通り沿いの民家12軒がブロック塀の使用に応じた。長さ約100メートルにわたって豊年踊の主な演目が勇壮に描かれている。

 古くから伝わる「谷茶前」はニセーター(若者)4人がたいまつをともしながら誇らしげに踊り、サルにふんした4人の「猩猩(しょうじょう)=猿踊り」などが生き生きと描かれ、人々を楽しませている。

 塀の使用を快諾した新城節子さん(75)は「とてもきれい。壁画だけでなく、花もいっぱいでうれしいですね」と区民の深い思い入れが感じられる豊年踊を喜んだ。仲井間宗徳区長は「塀の袖部分がまだ残っているので夏休みに子どもたちに描かせたい。ここの道を『豊年通り』と名づけようかな」とアイデアも湧いている。(玉城学通信員)