【宜野座】宜野座高校(前田務校長)の3年生81人が4月30日、キャリア学習の一環で、地域の先輩から職業選択や人生観などを聞いた。国語担当の屋嘉比心教諭が企画。村内に住む元役場職員や元看護師ら20人が講師となり、沖縄戦体験や職業を選択した決意などを和やかに語った。

地域の先輩から人生観などの話を聞く高校生ら=宜野座高校

 県外で長年働いた松田区民生児童委員の山川昌成さん(70)は県外での生活についての質問に「誰とでも仲良くしてしっかり自分の意見を言うこと」とアドバイス。

 宜野座高校8期卒業生の吉山盛栄さん(80)は「昔の宜野座高校の話に目を輝かせていた。もっと伝えたいことがいっぱいある」と次回の交流に意欲を見せた。

 沖縄戦時の苦労話などを語った浦崎ハツさん(85)は「楽しみにして、おしゃれして参加した。生徒とのつながりも深まり、登下校時に声を掛けやすくなった」と笑顔で話した。

 「生きるとは何か」と質問した3年の仲田南海さんは「日常生活を大事にして後悔しない生き方をするためには、高校生活を楽しみ、充実させるというアドバイスが心に残った」と感想。

 佐藤樹音さんは「戦後は物も少なく生活が貧しかったが、隣近所で分けるなど物を大切にしながら生活していた。あの体験から今も物を大切にしていることを学んだ」と話した。

 屋嘉比教諭は「人生の先輩の話を聞くことで、人生観やキャリア観の形成に役立てたい」と期待した。(仲地暁通信員)