久米島町教育委員会は10日、久米島紬の里ユイマール館で母の日に贈る絞り染めのバンダナを作る教室を開いた。久米島紬の染色材を使うなど、島の伝統工芸の技術も生かしながら小学生ら27人が挑戦。母への感謝の気持ちを込めて懸命に取り組んだ。

地元の伝統工芸の染色材を使って母へ贈る草木染バンダナを作った久米島の子どもたち=久米島ユイマール館

 ユイマール館の山城智子さんらが講師となってバンダナの染色など丁寧に指導。子どもたちは、絞り染めの工程で、染め上がりの模様をイメージして割り箸と輪ゴムで思い思いに布を絞った。

 染色は、久米島紬でも使用する久米島の草木ティカチ(シャリンバイ)やモモタマナ(クワディーサー)、ヤマモモ、ナカハラクロキを使用。布地が淡い茶色や黄色に染め上がり、絞った部分が模様として現れると、子どもたちから歓声が上がった。

 仲里小4年の吉元凜さんは「去年よりも模様が多くできて良かった。弟の大空(仲里幼稚園)も一緒に作り、お母さんがとても喜んだ。いつも洗濯やご飯を作ってくれてありがとうという気持ちです」と笑顔で答えた。

 講師の山城さんも「子どもたちは久米島紬のビデオ学習のほか、蚕とも触れ合い、生き生きと楽しんだ」と子どもたちが久米島紬の一端に触れたことを喜んだ。(比嘉正明通信員)