【石垣】市が写真投稿サイト「石垣空想旅行社」を運営している。八重山の四季折々の姿を捉えた写真を共有し、観光やまちおこしに生かす取り組みで、現在の投稿枚数は1114枚。写真は個人が利用できるほか、企業の宣伝、イベントなどでも無料で使うことができ、市内業者がホームページ(HP)に採用するなど活用が広がっている。

八重山の魅力をホームページから発信したいと語る黒島代表(右)と翁長さん=石垣市新川、八重山住宅サービス

 昨年の新石垣空港開港を機に八重山観光が全国の注目を集める中、市観光文化課に企業から宣伝やパンフレット用の写真提供の問い合わせが相次いでいた。

 同課は市民が撮りためた写真を八重山のアピールにつなげようと、今年1月に「石垣空想旅行社」を開設。「青い海や空だけではない八重山の日常」をコンセプトに投稿を呼び掛けていた。

 サイトには魚の群れやカンムリワシなどの自然、赤く沈む夕日や台風時の写真まで幅広く投稿されている。2日現在で196人が会員登録。開設から3カ月半で国内外から3万3800回閲覧されている。

 今月には市内の不動産業者「八重山住宅サービス」(黒島栄作代表)が自社HP上で季節に合わせ、投稿写真を定期更新する民間提携もスタート。黒島代表は「いい写真ばかりだったので年間を通して利用したいと市に申し込んだ。HPを見た人が石垣に住みたい、遊びに来たいと思ってくれればうれしい」と期待を込めている。

 同課の翁長隼大(たかひろ)主事は「大手企業から問い合わせもあり、全国的に利用が進んでいる。自分で撮った写真が八重山のアピールになるので多くの人に投稿してほしい」と呼び掛けている。