琉球銀行、沖縄銀行、沖縄海邦銀行の2014年3月期決算が15日までに出そろった。県内景気の回復を受け、3行とも企業向けの事業性融資が伸び、貸出金残高が増加。ただ、競争激化による金利の低下で、収益の柱となっている貸出金利息収入の落ち込みに歯止めがかからなかった。預金利回りの引き下げによるコスト削減効果も薄れる中、各行とも景気回復を追い風に貸出金残高を伸ばしたい考えだ。

県内3行の2014年3月期決算と15年3月期見通し

 3行合計の経常利益は前期比10・4%増の173億円。景気回復で企業業績が改善したほか、倒産件数も落ち着き、3行合計の不良債権残高が減少。琉銀、海銀は貸倒実績率も下がり、戻入益が発生するなど与信コストが抑制され、増益となった。沖銀は、大口融資先の破産があり、与信コストが増加したため、減益となった。

 不良債権比率は琉銀が2・31%、海銀2・6%と改善。沖銀は1・72%と上昇した。

 コア業務純益の合計は207億円となり、3・7%伸びた。一時払い保険などの生命保険の窓口販売が好調で、役務取引等利益は15・2%伸びた。

 当期純利益は、琉銀が38%の増益。沖銀は15・3%、海銀は0・4%の減益だった。

 貸出金残高(平均残高)合計は3・1%増。事業性融資のほか、住宅ローンを中心とした個人向け融資も増えた。預金残高(同)合計は、人口増加を背景に個人向けも伸び3・5%増だった。